
残念ながら遊びではなく仕事です。
出掛け先はJRの駅で言えば関内駅(横浜から下り二つ目)辺り、街で言えば伊勢佐木町周辺です。
仕事は午後5時前には片付いたので久し振りに街歩きでもと思い立ちました。
コロナ禍前は同僚や友人あるいは一人でこの辺りを飲み歩いたものです。
それ以来ですから5~6年ぶりになるでしょうか。
何故にいま街歩きかというとそれは 桜 です。
横浜には全国的に知られた「桜名所」は少ないのですがそれでも神奈川県民的には三ツ池公園、三渓園、根岸森林公園その他多くで桜が見られます。
コロナ禍前は駅弁やワンカップなどを買って お花見 に出掛けたものです。
それがコロナ禍を境にピタッと無くなってしまいました。
まぁ、コロナ禍は言い訳で出掛けるのが億劫になったというのもあります。
それでも久し振りに横浜繁華街まで出て来たので桜を愛でようという訳です。
伊勢佐木町のメインストリートを暫く行くと市道にぶつかります。
そこを右側に折れてやや行くと川の流れと橋が現れます。
この橋からの眺めが "桜絶景" なのです。
パッと見には変わっていないように見えますがやはり5~6年ぶり、変わっているようです。
以前に見知っていたお店やビルが消えて代わりのお店やビルが建っています。
それでも川の両岸の桜並木は変わらず、レストラン、飲食店などの雑居ビル、風俗店なども変わっていない感じです。
桜並木は満開のものより既に "散り始め" の方が多い感じです。
それでも橋の上から眺める「夜の桜」は絶景です。
絶え間なくハラハラと川に落ちる桜の花弁はドキッとするほど艶めかしく舞っています。
落ちた花弁は 花筏 として川面に浮き、周囲のネオンなどの明かりを弾いてまるで川面にもう一度満開の桜が咲いたように流れて行きます。
そう言えば飲み歩いていた当時も桜の季節は橋の上で舞い落ちる花弁と流れ往く花筏を眺めていた気がします。
5~6年ぶりに歩いた街はあちらこちらに変化が見えましたが一番変わったのは自分を含めた人々のような気がします。
コロナ禍で生活が一変し人々の交流も多くの制限を受けました。
一番変わらなかったのは川岸の桜並木のようです。
コロナ禍の年もいつものように満開の花をつけていたのでしょう。
人に見られる、見られないに関係なく街の歴史を紡いでいる桜に最敬礼です。
「川面には吹雪が落ちし花筏
明かり弾いて流れつつ咲き」


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